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(厚生7)
【ア】誤り
設問は、文末が誤っています。「当該特例の申出が行われた日の属する月の前月までの3年間のうちにあるもの」ではなく、「当該特例の申出が行われた日の属する月の前月までの2年間のうちにあるもの」が正しいです。
【イ】誤り
基本月額は、老齢厚生年金の額(その者に加給年金 額が加算されていればそれを除いた額)を12で除して得た額のことをいいます。加給年金は、基本月額の計算に含まれません。
【ウ】誤り
被保険者の標準賞与額が、1事業所当たり1月150万円を超えた場合、これを150万円として決定されます。年間の累計額による上限は設けられていません。
【エ】正しい
厚生年金保険法第18条の2第1項は「第二号厚生年金被保険者、第三号厚生年金被保険者又は第四号厚生年金被保険者は、同時に、第一号厚生年金被保険者の資格を取得しない。」と規定し、同法同条第2項では「第一号厚生年金被保険者が同時に第二号厚生年金被保険者、第三号厚生年金被保険者又は第四号厚生年金被保険者の資格を有するに至つたときは、その日に、当該第一号厚生年金被保険者の資格を喪失する。」と規定しています。
【オ】誤り
2以上の種別の被保険者であった期間を有する者の遺族に支給する遺族厚生年金についての中高齢寡婦加算額が加算される場合は、原則として、各号の厚生年金被保険者期間のうち、最も長い期間に基づく遺族厚生年金について加算されます。
問1
厚生年金保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 択一式
- 厚生年金保険法
ア
3歳に満たない子を養育している被保険者又は被保険者であった者が、当該子を養育することとなった日の属する月から当該子が3歳に達するに 至った日の翌日の属する月の前月までの各月において、年金額の計算に使 用する平均標準報酬月額の特例の取扱いがあるが、当該特例は、当該特例 の申出が行われた日の属する月前の月にあっては、当該特例の申出が行わ れた日の属する月の前月までの3年間のうちにあるものに限られている。
イ
在職中の老齢厚生年金の支給停止の際に用いる総報酬月額相当額とは、被保険者である日の属する月において、その者の標準報酬月額とその月以 前の1年間の標準賞与額の総額を12で除して得た額とを合算して得た額 のことをいい、また基本月額とは、老齢厚生年金の額(その者に加給年金 額が加算されていればそれを加算した額)を12で除して得た額のことをいう。
ウ
実施機関は、被保険者が賞与を受けた月において、その月に当該被保険者が受けた賞与額に基づき、これに千円未満の端数を生じたときはこれを切り捨てて、その月における標準賞与額を決定する。この場合において、当該標準賞与額が1つの適用事業所において年間の累計額が150万円(厚生年金保険法第20条第2項の規定による標準報酬月額の等級区分の改定が行われたときは、政令で定める額とする。以下本問において同じ。)を超えるときは、これを150万円とする。
エ
第1号厚生年金被保険者が同時に第2号厚生年金被保険者の資格を有するに至ったときは、その日に、当該第1号厚生年金被保険者の資格を喪失する。
オ
2以上の種別の被保険者であった期間を有する老齢厚生年金の受給権者が死亡した場合における遺族厚生年金(中高齢の寡婦加算額が加算されるものとする。)は、各号の厚生年金被保険者期間に係る被保険者期間ごとに支給するものとし、そのそれぞれの額は、死亡した者に係る2以上の被保険者の種別に係る被保険者であった期間を合算し、1の期間に係る被保険者期間のみを有するものとみなして遺族厚生年金の額の計算に関する規定により計算した額に中高齢の寡婦加算額を加算し、それぞれ1の期間に係る被保険者期間を計算の基礎として計算した額に応じて按分した額とする。
解説
(厚生7)
【ア】誤り
設問は、文末が誤っています。「当該特例の申出が行われた日の属する月の前月までの3年間のうちにあるもの」ではなく、「当該特例の申出が行われた日の属する月の前月までの2年間のうちにあるもの」が正しいです。
【イ】誤り
基本月額は、老齢厚生年金の額(その者に加給年金 額が加算されていればそれを除いた額)を12で除して得た額のことをいいます。加給年金は、基本月額の計算に含まれません。
【ウ】誤り
被保険者の標準賞与額が、1事業所当たり1月150万円を超えた場合、これを150万円として決定されます。年間の累計額による上限は設けられていません。
【エ】正しい
厚生年金保険法第18条の2第1項は「第二号厚生年金被保険者、第三号厚生年金被保険者又は第四号厚生年金被保険者は、同時に、第一号厚生年金被保険者の資格を取得しない。」と規定し、同法同条第2項では「第一号厚生年金被保険者が同時に第二号厚生年金被保険者、第三号厚生年金被保険者又は第四号厚生年金被保険者の資格を有するに至つたときは、その日に、当該第一号厚生年金被保険者の資格を喪失する。」と規定しています。
【オ】誤り
2以上の種別の被保険者であった期間を有する者の遺族に支給する遺族厚生年金についての中高齢寡婦加算額が加算される場合は、原則として、各号の厚生年金被保険者期間のうち、最も長い期間に基づく遺族厚生年金について加算されます。
問1
厚生年金保険法に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
- 択一式
- 厚生年金保険法
下記の中から回答を選択してください
-
ア
3歳に満たない子を養育している被保険者又は被保険者であった者が、当該子を養育することとなった日の属する月から当該子が3歳に達するに 至った日の翌日の属する月の前月までの各月において、年金額の計算に使 用する平均標準報酬月額の特例の取扱いがあるが、当該特例は、当該特例 の申出が行われた日の属する月前の月にあっては、当該特例の申出が行わ れた日の属する月の前月までの3年間のうちにあるものに限られている。
-
イ
在職中の老齢厚生年金の支給停止の際に用いる総報酬月額相当額とは、被保険者である日の属する月において、その者の標準報酬月額とその月以 前の1年間の標準賞与額の総額を12で除して得た額とを合算して得た額 のことをいい、また基本月額とは、老齢厚生年金の額(その者に加給年金 額が加算されていればそれを加算した額)を12で除して得た額のことをいう。
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ウ
実施機関は、被保険者が賞与を受けた月において、その月に当該被保険者が受けた賞与額に基づき、これに千円未満の端数を生じたときはこれを切り捨てて、その月における標準賞与額を決定する。この場合において、当該標準賞与額が1つの適用事業所において年間の累計額が150万円(厚生年金保険法第20条第2項の規定による標準報酬月額の等級区分の改定が行われたときは、政令で定める額とする。以下本問において同じ。)を超えるときは、これを150万円とする。
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エ
第1号厚生年金被保険者が同時に第2号厚生年金被保険者の資格を有するに至ったときは、その日に、当該第1号厚生年金被保険者の資格を喪失する。
-
オ
2以上の種別の被保険者であった期間を有する老齢厚生年金の受給権者が死亡した場合における遺族厚生年金(中高齢の寡婦加算額が加算されるものとする。)は、各号の厚生年金被保険者期間に係る被保険者期間ごとに支給するものとし、そのそれぞれの額は、死亡した者に係る2以上の被保険者の種別に係る被保険者であった期間を合算し、1の期間に係る被保険者期間のみを有するものとみなして遺族厚生年金の額の計算に関する規定により計算した額に中高齢の寡婦加算額を加算し、それぞれ1の期間に係る被保険者期間を計算の基礎として計算した額に応じて按分した額とする。